おかげさまです

成田のおかげさま農場で野菜を注文しているのですが、いつもお野菜と一緒に社長のお手紙が同封されています。

お手紙というか、A4に印刷された農家のつぶやきという感じでいつも楽しく読ませていただいています。

が、最近は特にぼやきというか嘆きのようなものが多いんです。

少しみなさまにシェアしたいなーと思ってここに書きます。

近年の異常気象で野菜が採れないというニュース。

「高いから家計にひびく。」

「早く安くなってほしい」

値段のことばかりが取り上げられます。

よく夕方のワイドショーで見ますよね。

そこじゃなーーい!ということです。

もっと自分ごとで考えて欲しい、農家の危機ではなく自分たちの食べ物の危機なんですよ。

私も自分で畑をやるようになってから視点がとても変わりました。

野菜の旬がわかるようになったし、何より野菜って安すぎる!

自分で育てた玉ねぎ、絶対1個60円なんかで売りたくないですね。300円はつけたいです。(リアル)

一粒の種、小さな苗でもよいので植えてみませんか?

毎日の小さな楽しみができますよ。

TABELLの畑には今大根、白菜、キャベツ、ビーツが植っています。うまく育ってくれるかな…

写真は数年前お邪魔した際にお昼にいただいた THE 農家飯です。本当に美味しかった。あーまた食べたい。今食べたい。

10周年を雑に振り返る

TABELLは4月で10年を迎えました。

だいぶマイペースにやらせてもらっているので、10年もやってんの?と驚かれますが。

2014年4月桜の咲く五反田の水辺広場で週1回のランチ出店から始まりました。

「ランチタイムに30食完売できるまでは、美容院に行けない」という謎の試練を自らに課していた事を今も覚えています。(よくやるんですよね。英語のレッスンをやらないと推しの動画を観てはいけない等。)

それから前職で一緒だったエミちゃんが加わり、一時期は私が仕込み彼女が都内へ売りに行く体制に。気づけば週5日都内でのランチ出店のスケジュールが埋まっていました。あの頃は忙しかった。

エミちゃんからは畑も教わりました。その頃はまさか自分が畑をこんなにもやるなんて思っていなかったです。土に触れることでの癒し、土からもらえるパワーをすごく感じたんです。

原宿のギャラリーを借りて1週間イベントをやったり、子供服の展示会やアイドルの握手会のケータリングをやったり。あー色々やりましたね。わー若かったです。

そして2020年コロナ。あのときは何年も続くとは、オリンピックが延期になるとは、チケットがパーになるとは、泣。

オフィスに人が来なくなり売り上げは半減。出店場所も失いましたが、そこで助けられたのは地元の方々。都内ではなく、市内や隣町で出店させていただけました。感謝!

TABELLを始めて1番良かった事は本当にこれにつきます。人との繋がり。自分で仕事をしていなかったら出会えなかったひとびと。支えてくれるたくさんのお客様も。お客さんの事を思うと涙が出てくるのであまり考えないようにしています。(感謝してます!本当に!だいすき!)

生きて行くのが不安になるほどの気候変動や争いやホルモンバランスや。色々あるけど、私の周りには素敵な優しいひとだらけで、それだけで、あぁ素晴らしきこの世界と思うわけです。思いたいです。

形を変えながらTABELLをもう少し続けていけたらなと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。みなさま涼しくなってきましたのでどうぞ御自愛ください。